ドォォォン!
轟音が響いた
「ノーノ出します!」
「そいつは腕と脚の皮を変えたばかりだ、隣のにしてくれ!」
「またそんな、布してあればいいです!」
オボロ丗ウコが叫んだ。
フードを被った様な人形が天井すれすれに立ち上がって倉庫から飛び出す。
ヴォン!
「龍木踏むなよ!」
そこには黒っぽい木材の様な物が積み重なっている
「分かってます!あいつら電器の工房に!」
複雑な形状をした陶器の破片が転がっていた
あのノーノ、ブシャじゃないか
何で味方に攻め込まれてるの
丗ウコのノーノ、タタイタユカが勝手に祠の龍木を抱え上げると一息に飛んでしまった。
丗ウコにしては気が利きますね
さて、どうだか
一晩明けた頃、丗ウコのノーノにあの龍木が左脇腹から背中にかけて一体化していた。