自分の頭の中にしか存在しなかったキャラクターが、物語の中で汗をかき、血を流して歯を食い縛り、周りとの会話を通じてどんどん人間らしくなってゆくさまを見守る喜び。
これは創作をしていないとなかなか味わえない喜びですよね。
大正時代を舞台とした小説、『骨董屋あらため』。
およそ10年前に書き始めた小説で、生活環境の変化による長期休載を経て最近新しく書き直しているものですが、連載を再開して以降、主人公の蛇川真純がすごく生き生きと動き始めたように感じています。
『骨董屋あらため』(推理、ハードボイルドアクション)
https://kakuyomu.jp/works/16818792438552727888
第七話『猫を追え!』が完結したばかりではありますが、この先しばしお休みをいただこうと思っております。
というのも、このあたりでひとつ長編パートを挟みたくて……でもそれがまだ一文字も書けていないので、準備期間がたっぷり必要なのです。
主人公は三十代。
美少女がわんさか出てくるわけでもなく、相棒は五十も近い巨漢のオカマ。
派手な魔法で華やかに戦うこともなく、頭脳と暴力で血生臭く削り合う、いわゆる「売れ筋」のセオリーをまるで無視した趣味満載の小説ですが、「こういうのが好きなんだ!」という同好の士に届けばいいな、と思いつつ書いております。
それでは、次の更新までしばしお休み。
最後に、これまた10年近く前に描いたであろう蛇川真純を置いておきます。
(刺青などなど、今の設定とは少し違っているかも)