• 異世界ファンタジー

第二十三話について

いつもの振り返りです。この回で主人公たちは、ようやくタルムーグ魔法学院をその中心に抱える学院都市に到着します。学術的な都市とか、いいですよね。何と言うか空気からしてアカデミックな香りがすると言いますか。

地球における都市の成立というのは、その国や文化によってその過程は様々です。学院都市ははじめに学院ありきで、それを中心にして自然発生的に都市が成立しました。これは中世ヨーロッパにも似たようなものがあり、所謂「司教座都市」と呼ばれるものがそれにあたります。

司教座とは読んで字の如く、「司教が座る椅子」のことです。つまりはそこに教会があって、そこには司教(場合によっては大司教)が着任するほどローマ・カトリック教会から重視されていることを意味します。つまりは歴史的・地理的・政治的に重要な意味を持っている土地の教会ですね。こういう教会の聖堂は、特に大聖堂(カテドラル)と呼ばれるのですが、それはまた別の機会に話すとしまして。

法王庁が重視しているだけあって、司教座がある教会には当然たくさんの巡礼が訪れますし、有形無形のバックアップも行われます。人が増え物が集まれば当然商業も盛んとなり、司教座教会がある土地は後に大都市へと発展していくことになるのです。

以上、何もないところに人は集まらず、都市も生まれないというお話でした。

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