• 異世界ファンタジー

第三十六話について

図書館回です。いいですよねえ、図書館。自分も異世界の図書館に行けたなら、寝食忘れて籠り切りになってしまう自信があります。現実世界の本だけでも知らないことだらけなのに、全く異なる博物誌や歴史書があるとか、果の見えないブルーオーシャンに違いありません。

幻想小説に登場する図書館といえば、何と言ってもホルヘ・ルイス・ボルヘスの「バベルの図書館」でしょう。これまで書かれた本、これから書かれる本の全てが収蔵されている図書館。ただし目的とする本を探し当てるには、おそらく人の一生では短すぎて叶わないでしょう。その恐るべきスケール、そしてその空虚さ、まさにバベルと言わざるを得ません。

翻って、このカクヨムもまさに凄まじい規模のアーカイブです。この世の誰かが書いた物語を、本になっていなくとも閲覧できる場所。昔だったら考えられないような存在です。ある意味、ここは実在するバベルの図書館であり、既に現実は幻想小説に追いついていると言って良いかも知れません。この時代に生きている我々は幸運ですよね。

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