三十一話と三十二話には、主人公の命を狙う刺客が現れます。王国貴族内部での抗争の的となった主人公は、この危機をどうやって乗り越えるのか。などと言っておきながら、結構あっさり勝ってしまうのですけれども(笑)
また、対決の際に主人公が名乗りを上げますが、これは筆者が尊敬する作家朝松健先生の「マジカルウォリアー」シリーズの影響をモロに受けています。というか、この作品自体が朝松健先生のジュブナイルを転生モノにアレンジしてみたと言っても過言ではありません。本当に、日本の魔術サブカルチャーに対する朝松先生の影響力は甚大です。
例えばこの作品では魔術の「召喚」と「喚起」についての記述がありますが、この「召喚」という言葉自体、朝松先生が国書刊行会の編集者時代に英語の「インヴォケーション」の訳語として定めたものだったりします。それまでは日本語に「召喚」って熟語は無かったんですね。某ファンタジーゲームの影響で「しょうかん」という言葉はすっかりメジャーになりましたが、そうでなければ非常にマイナーな学術用語となっていたでしょう。
この辺のラノベとゲームの関係や魔術用語の翻訳関連の話題なんかも、ちょこちょことこのノートで書いていく予定です。