前回魔法のお守りについてなんだかんだ書いてしまいましたが、勢いでファンタジー小説に登場する魔法の杖についても書いてみたいと思います。前回同様私個人の感想ですので、何かありましたらコメントお願いします。
・スタッフ(Staff)
魔法使いの杖と言ったら、真っ先に思いつくのがこのスタッフです。長さは1.8m前後、術者の背丈を超えるものも珍しくありません。捻じくれた木の枝だったり金属製のものだったりと材質は様々ですが、杖の中でも強力な部類に入るのがこのスタッフです。強大な魔法が使えたり、様々な攻撃から身を守る効果があったりします。有名な魔法のスタッフと言えば、ドラゴンランス戦記に登場する魔法使いレイストリンが携える「マギウスの杖」でしょうか。先端に水晶を掴む竜の爪を象った飾りがついているこの杖は、彼の力の象徴として後に甥であるパリンに受け継がれました。拙作でもエステルお婆ちゃんがアルカライ村でスタッフを手に登場しています。
・ロッド(Rod)
スタッフより小振りな杖がロッドです。大体60~90cm程の長さのものが多いでしょうか。材質も様々ですが、用途としては秘めた力で攻撃に用いられることが多い印象です。なお、英国紳士や高齢者の持つ杖(ステッキ)もロッドの範疇に入ることがあります。水戸黄門で御老公がついているアレですね。更に特殊な例として、王族や高位貴族が権力の象徴として持つロッドはセプターと言います。日本語では王笏でしょうか。先端に宝石をあしらったものが多く、王族の持ち物らしく他者を従えたり支配したりといった力を持つものがあります。有名なロッドと言えば、ゲーム「ドルアーガの塔」に登場するブルークリスタルロッドでしょう。女神イシターの象徴として、巫女カイを救い地上に平和をもたらすために騎士ギルが求め、塔を登る目的となるクリアアイテムです。
・ワンド(Wand)
一番小振りな魔法の杖がワンドです。大体長さ30~45cmくらい、片手で持って簡単に振れる大きさです。効能は様々で、使い切りの攻撃アイテムのようなものから想像も出来ないような突飛な効果をあらわすものまで色々です。一番わかり易いワンドの例は、いにしえの魔法少女ものアニメでヒロインたちが手にしている魔法のバトンでしょうか。これを振って魔法少女に変身し、魔法をかける際にも使用される重要アイテムですね。え?ハリー・ポッター?すいません、作者は古い人間なので最近の作品には詳しくないのです。また、西洋ではヤドリギ(樹木に寄生する小型の樹)を切り取ってワンドにすることがありました。冬でも葉が枯れないヤドリギは永遠や幸運のシンボルとされ、それを杖にして所持することで持ち主にも不思議な力が宿るとされたのです。それと西洋魔術にも「ロータスワンド」という魔術武器が存在します。蓮の花を象った飾りがついていて、色とりどりに塗り分けられたこの杖は、非常に強力な魔術武器で使用には熟練が必要となります。
以上、これまたざっくりと魔法の杖に関して語ってみました。何度も言いますがこれは作者の私見であって、正しいとは言えないものなので鵜呑みにされないでください。ではでは。