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沈没ライフ最新話更新&雑談配信【ローマンコンクリートの話】

https://kakuyomu.jp/works/16816700427807848148/episodes/2912051601870184255

 沈没ライフ最新話更新しました。今回は地震後に箱庭で起きたある変化について。個人的にずっと書きたかった内容なので満足です。むふーっ


■古代の叡智ローマンコンクリートについて■

 やっとこの話をできる時がきましたね。古代ローマのコンクリート文明を支えた偉大な発明ローマンコンクリートについて。ずっと話したかったんだけど作中で書く前に詳しく解説してしまうとネタバレになってしまうのでずっと我慢してたのです。
 そもそも、現代の鉄筋コンクリートがせいぜい100年ぐらいしか保たないのに、ローマンコンクリートの建造物が2000年経っても自然崩壊せずにしっかり建っていて、水道橋に至っては今だに現役で稼働中ってとんでもないことなんですよ。

 なんでローマンコンクリートにそんな凄まじい耐久性があるかといえば、ローマンコンクリートには自己修復機能と成長機能が備わっているからなんです。それがあるので細かなひび割れなどの破損は勝手に直り、建造された当初よりも強固になっている部分もあるのです。わけわからんですよね。

 その自己修復の鍵を握るのが、骨材となった火成岩と意図的に混ぜ込まれた粒状の生石灰(ライムクラスター)です。主材料である粉状火山灰と生石灰によるポゾラン反応により、まずは一旦しっかりと固まるのですが、骨材の石とライムクラスターも元を辿れば火山灰と生石灰なので、固まったコンクリートの中でゆっくりとポゾラン反応が進行し続け、長い時間をかけて凝灰岩として成長し続けるのです。外側は風化して崩れるとしても、内部はどんどん強固に結合していきます。
 また外的な要因によってひび割れなどが発生した場合、自然の岩などはそこから雨水などが流れ込んで風化を加速させるのに対し、ローマンコンクリートの場合は流れ込んだ水によってライムクラスターと骨材を材料にポゾラン反応が加速するので自然にひび割れが修復されます。特に塩水に含まれるミネラルが凝灰岩を成長させるので、ローマンコンクリートには海中にある方が長持ちするというわけわからん特徴があります。

 欠点は現代のポルトランドセメントに比べて固まる時間が長くかかるというぐらいですが、それを差し引いてもメリットが大きいので、現代世界中でローマンコンクリートの利用についての研究が進められているそうです。

2件のコメント

  • ロストテクノロジーになっていそうですよね。成分とかは判ってるけど、練り方とかは職人技で出来てます!みたいな。
  • 実際ロストテクノロジーとなっていたのですが、近年の研究と分析によりその秘密が明らかになりつつあります。
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