以前から出たいと思っていたお題フェスに、なんとか参加することができました。
お題が「手」となる今回は、全6回ある内の5回目でした。まあまあ危ないところでした。
どこが「手」なのか?
https://kakuyomu.jp/works/822139843510354139お題フェスの締め切りに間に合わせるために一週間で書いたので、出来が結構不安だったんですよね。ところが、ふたを開けてみたらむしろ普段より読まれたくらいでした。
なかにはコメントやレビューなどをくださった方までいて、皆さんありがとうございます。「下手の考え休むに似たり」という言葉が思い浮かびましたが、積極的にスルーしていこうと思います。
ちなみに、作中に架空の雑誌として『月刊マルジナリア』というのを出しましたが、これはエドガー・アラン・ポーのエッセイ?評論?から取ったものです。ラテン語で余白への覚書みたいな意味だそうです。
ポーといえば、作品を読んでて気になったことが二つほど。
『群集の人』という作品に娼婦が出てくるシーンがあるんですが、原文ではそこはwomen of the townになってたんですよね。
で、調べてみたら、どうもこれは昔使われていた婉曲表現なんだそうで。「町の人たちの相手をする女」みたいなニュアンスなんでしょうか?
逆に『お前が犯人だ』という作品では、誤訳っぽいのも見つかりました。
ちょっとネタバレになっちゃいますけど、びっくり箱みたいに木箱から死体を飛び出させるのに鯨の骨を使うというシーンがありまして。
骨みたいな硬いものでそんなことできるのかと思って確かめたところ、原文ではwhaleboneだったんです。
whaleboneなら鯨の骨じゃないかと思われるかもしれませんが、これはふつう鯨のひげのことを指すようです。
なので、びっくり箱のばね的に使われていたことも合わせて考えると、ここは弾力のあるひげの方なんじゃないかなー、と。
以上、「小説を読んだ人が近況ノートも読むかもしれないので、なんか頭のよさそうなことを書いておこう」というお話でした。