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巨人の肩に乗る

 読書について、「巨人の肩に乗る」とたとえることがある。阪神ファンには申し訳ないが。

 たしかに、當時の知識人・研究者が、生涯を懸けて到達した高所に、読書しただけで到達しようってんですから。まあなんというか非才な読者からすれば横着な話ではある。

 さて21世紀ともなると、巨人の肩によじ登るのも大変なことになってきた。そもそも登ろうとする巨人が、さらのその先人たる巨人の肩の上に上っているわけだ。
 親亀の上に子亀が乗って、孫亀が乗ってる態だ。
 ウロボロスの上に亀が乗って象が乗って須弥山が乗ってる。インドか。

 組体操のピラミッド状態だ。つぶれると下の人が大変だ。とりあえずヘラクレスさん、かわってくれないかいってなる。

 しょうがないので立体駆動とか駆使せざるをえなくなるのだった。(時事ネタはすぐ古くなるから気をつけろ)。ダルマ落としで達磨を低く下げるしか。

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