ある日「42歳孤独死」の新聞記事を読んで、年齢や職業の差はあれ、私もいずれこうなるのかな、と思った。
一方で、源氏物語の明石入道の遺言、というか娘を頼むわーというお手紙の一節にやはり、「この身は山中に朽ちて、野の獣の餌になると思うけど~」とあり、
孤独死も横死も、自分では選べないけれど仕方ない、ありふれた死に方なんじゃないか? とも思えるのだった。
それにしても、死後に、
「望まぬ死ではなかったのではないか、社会的資源はー」
などと、赤の他人に物語を作られっちまうのも、それはそれでいかがなもんかとは思うんだが、何せ死んじゃったら仕方ないんだ。