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浮気されたあとに、壊れた恋愛と自分

浮気や不倫は、絶対にしない方がいい。
誰でも頭では分かっていることだ。
けれど実際に「される側」になった人間の気持ちは、経験しないと理解できないと思う。

私は過去に浮気をされた。
しかも、ただ噂や証拠で知ったわけではない。
実際の現場をこの目で見てしまった。それも2回も。

その光景は今でも鮮明に蘇る。
心臓が暴れるように脈打ち、呼吸が苦しくなり、足がすくんで動けなくなった。
一度目で壊れかけていた信頼は、二度目で完全に消えてしまった。

時間が経った今でも、不意にその場面がフラッシュバックする。
夜、ひとりでベッドに横になった時や、街で幸せそうなカップルを見た時。
気を抜いていると、胸の奥がぎゅっと締めつけられる。

そして何より大きかったのは、「好き」という言葉の意味が変わってしまったことだ。
かつては、好きと言われれば嬉しかったし、信じることができた。
でも、裏切られてからは重みを感じられなくなった。
言われても心から信じられず、自分が口にするときも軽く言えてしまう。

結果として、まともに恋愛ができなくなった。
そして皮肉なことに、気づけば自分も浮気をするようになっていた。
裏切られる苦しさを知っているはずなのに、同じことを繰り返してしまう。
真剣な関係に踏み込むのが怖くて、軽い関係で自分を守るようになった。
その場しのぎの安心感と引き換えに、虚しさと罪悪感ばかりが積み重なっていく。

浮気や不倫は、された側を壊す。
でも、する側になっても心は確実に蝕まれる。
どちらに立っても、そこに幸せはない。

私はまだ完全には立ち直れていない。
信じることも、誠実でいることも、簡単じゃない。
けれど、結局のところ本当の意味で人を大切にできるのは、誠実さしかないのだと思う。

裏切りを経験し、自分もまた裏切ってしまったからこそ、そう強く感じている。

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