※この近況ノートは、『ジャンクフィクションシリーズ』(
https://kakuyomu.jp/works/16818792440269803304)の第7話と第8話を読んでから読まれることをお勧めします。
1話&2話裏話(
https://kakuyomu.jp/users/itansya/news/16818792440320515159)と同じ流れなので、分からない方はそちらの近況ノートをお読みください。
まず、第7話ですが、これは第4話と似ていると感じた方も多いと思います。
ただし、第4話はジャンル「ホラー」か「現代ドラマ」で「無意識」、第7話はジャンル「SF」で「任意」という違いがあります。
もっとも、幸せな瞬間を永遠に繰り返せたら――誰しもがそう思うことはあると思いますし、普遍的なテーマかもしれません。
しかし、過去はあくまで過去。それに囚われていては先には進めません。過去の栄光に縋りついても、現在は何も変えられません。その点、第4話は他に救いがなかったので、この話と根本的に違いますね。この話まだ「詰んで」いません。
ちなみに、最後に妻が改心したのは文字数の関係もありますが、不起訴にしたかったから「振り」をした可能性も……あとはご想像にお任せします。
次に、第8話ですが、これは有名な都市伝説に独自解釈をプラスして、モキュメンタリーを意識したインタビュー形式で書きました。
都市伝説の非現実的な怖さが、裏社会の現実的な怖さに転じる様子を書いたつもりです……が流行りに乗っかろうとしたのも事実です。
異界駅が実在すれば、こういった利用法もあると思います。次に来た時には消えているのなら、警察が捜査に行っても何も無い訳です。
証拠隠滅には異界駅――ある意味、幽霊よりも怖いかもしれません。
また、機会があればこちらに作中には書けないことを書かせていただきます。
皆様の暇つぶしにでもなれば幸いです。