• SF
  • ホラー

『ジャンクフィクションシリーズ』 5話&6話裏話

※この近況ノートは、『ジャンクフィクションシリーズ』(https://kakuyomu.jp/works/16818792440269803304)の第5話と第6話を読んでから読まれることをお勧めします。
 前々回と同じ流れなので、分からない方は前々回の近況ノートをお読みください。

 まず、第5話は多くの方が思ったと考えられる疑問「普段通らないあの道には何があるのだろう?」というところが起点です。
 普段何気なく通っている道のすぐ脇の道に何かがあれば――と考えました。
 もっとも、近年リミナルスペースを題材にしたゲームが流行ったため、そちらの方を連想された方も多いと思われます。
 ちなみに、謎の老婆の描写は最低限に留めました。これは秘するが花というのもありますが、字数を1,000文字前後に収めたかったからです。
 果たして少年の入った道は何だったのか……その答えを書くつもりはありません。ご想像にお任せします。

 次に、第6話。これはタイトルが全てと言って良いです。
 正しい選択とは何だったのか? 主人公はその選択をしたのか? そう考えてほしかったからです。
 だから報われないエンドにしました。その日暮らしの主人公を嘲笑い、その元凶は幸せになっていく――そんな報われないエンドだからこそ考える余地がある、と。
 あえて言うならば、自身の幸せだけを願うならば、主人公は相手を殺すべきでした。AIは合理的な判断をした訳です。
 多くの選択は、別の選択をした時の結果を知ることができません。選んだ選択の結果だけを見て、自身で判断するしかないのです。

 また、機会があればこちらに作中には書けないことを書かせていただきます。
 皆様の暇つぶしにでもなれば幸いです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する