その2 保君はやり過ぎでした
ヒロインはモデルがいます。
サブキャラも,その当時に私達の周りを取り巻いていた方々がモデルになっている人も多いです。
私は脳内でキャラが会話しているとき,大抵は2次元のキャラが浮かぶのですが,モコネココンビや,宗佑君,そして千尋さんはモデルとなった方の顔で会話していました。
あとのキャラは完全創作の人もいますが,ベースとなった方に,いろんな要素を足していったら別人になってしまった,というパターンが多いです。
保君もそうでした。
千尋さんへの贖罪ですから,保君は自分を投影しようとしていたのですが,今も昔も自分では,千尋さんと結ばれる結末は迎えられないなあと,ずっと思っていました。
そこで,高校の時にお世話になった先輩をベースに,こういうことが出来たら,こういうことがしたかった,そういう力を与えたら,保君が誕生してしまいました。
私はチートキャラが活躍する物語は好きですが,書くのは苦手です。
第五章を何度も書き直したのも,保君がすごい人になりすぎて,どうまとめるか悩んだためです。