この物語は,贖罪の物語です。
私は子どもの時からチラシの裏や大学ノートに小説をちょこちょこ書いていましたが,人に見せられるようなものではありませんでした。
その頃は小説投稿サイトなど知らなかったし,今みたいにガジェットを使って入力するなど,一般的ではありませんでした。
小説家になろうと思ったこともありません。
大人になって,ちょくちょく執筆活動を再開しましたが,公開する気もありませんでした。
なのでと言うわけではないですが,完結できた作品は一つもありませんでした。
先に公開してた作品が,連載を一時ストップしているのは,そういう私の悪癖モアってです。
「千尋さん」の物語はいつか書きたいと思っていた話なので,とりあえず手を付けてみたら,すごい勢いで最終話までたどり着くことができました。
自分でもビックリです。
なぜそうなったのか,『キャラに助けられた』と言うのが正解でしょう。