https://kakuyomu.jp/works/1177354054882746106/episodes/822139845520346958
【あらすじ】 因果の狭間で「幻定正史」の絶望的な幻影に囚われそうになるレリュートだったが、ユリアたちとの温かい記憶と「共に生きる未来を掴む」という強欲なまでの意志で、過去の己の幻影ごと理不尽な運命を打ち砕く。試練を乗り越えた彼を待っていたのは、四百年前の勇者ラドムスの魂だった。ラドムスから最強の神器『アヴァンティア』の真の権能である「運命の改ざん」と、それに伴う「存在の消滅」という恐るべき代償を告げられるレリュート。
しかし、彼は愛する少女との約束を果たすため、迷いなく剣を取る覚悟を示す。
その不屈の意志を認めたラドムスから、白き『力の聖痕』と『アヴァンティア』、そして実父が持っていた『未来視』の権能を受け継いだレリュート。
ラドムスから「代償を退ける鍵は彼女の光(ユグドラシル)だ」と教えられ、二人の父の想いを胸に、ついに偽神ルベルを討つための「牙」を手にして現世へと帰還する。
【執筆メモ】 試練を乗り越えた先には、先代のアヴァンティアの使い手である勇者ラドムスの魂が彼を迎えます。 何気に、ちゃんと喋っているラドムスを書いたのは今回が初めてだったりします。
また、今回はイメージイラストも作成しましたが、実はレリュートのイラストを流用しています。一応血縁関係(祖父の弟)にあたるので、少し似ている雰囲気にしてみました。
ちなみに、アヴァンティアの形状がレリュートの愛剣『アーテルフルゴル(黒の雷輝)』の色違いのようなデザインになっているのには理由があります。 実は「アーテルフルゴルは、アヴァンティアの設計思想を受け継いで量産された模造剣の一つである」という隠し設定が存在するからです。アーテルフルゴルは雷属性ですが、他にも風や炎といった別属性の剣も創られています。
……ということにしてはいますが、ぶっちゃけてしまうと、作者がアヴァンティアのデザインをAIに描いてもらったところ、偶然アーテルフルゴルの色違いのような剣が出力されてしまったため、上記の後付け設定を採用しました(笑)。
そしてこの第96話をもって、剣を受け継いだレリュートはついに「聖痕継承者」となりました!