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短歌わるふざけと反省【12】

こんにちはずいうんです。
最近自由律短歌にはまってしまって、
結構男子高校生のノリでたくさん
書いてしまいました。ぶぶ漬けとか
いい時計とか、自転車とか書いてるうちは
まだ冷静でいたんですけど、だんだん
わるふざけっぽくなってきちゃいました。

というのも、ここ一週間、今後一週間の
投稿予定の短歌の内容が


・唐揚げにレモンをかけて来る5ch民


・27人のぶつかりおじさんに遭遇し入院


・三年峠でスキーをして口から泡を吹く


・エスガイムを名乗る背中に抱き着くおじさん


・りすかすると叫んでリスになった彼女


・入学式の先読みロードに6年連続失敗した幼卒


・効果音が現実になる薬でトリバゴ(鳥のグーパンチ)


・・・・と、「ギャハハハハハ!!!!」という
気分で勢いをつけて作ってしまった感があり、
少々反省をしています。



でも、前輪がデカい自転車ウケるって言ったら
友人が後輪がデカい自転車に乗って来て
爆笑してたら冷たい側溝に堕ちたってのは
詩的でかなり気に入ってます。トリバゴとこれは
チェンソーマンのデンジが夢見てた、
普通の生活ってこういう情緒に溢れた
友達とバカやれる世界だったんじゃないかなと
思って、戦うことの方が自分は好きだったと
自覚したと勘違いしてしまった哀しさに
自分なりのアンサーソングが作れないかと
思ってふたつだけ詠みました。





それから、これまでの短歌にいくつかだけ
現実での体験をもとにした歌を忍ばせてあります。
歌のどのくらいの何割くらいが本当ですとか、
意図的とも偶然とも言えませんが、昔の色々
悩んでたこととか、寂しかったことを
笑える形にできないかと思ってやりました。
負の面を作品にして終わりにするのは、
以前鬱の時に支えてくれた人たちへの
礼儀というか、大人としての最低限の責任と
思ったというのもありますし、もう会えなくて
面と向かっては言えないけど、どこかに
いつか納得いくかもしれないように
忍ばせておくくらいが、一番いいんじゃないかと
思ったからです。



「おーーーーーい!!おーーーーーい!!
聴いてるか俺が○○○○○○しちゃったBくん!
こういう原因なんだよごめんな!」って
テレビで言ってたら一周周ってむかつくし、



いつかまた会ったときに目の前で長々と謝って
自信を失うざまを見せて誰かに自分をケア
させることもしたくなかったので、


真実の範囲を読者の解釈にゆだねた、
たゆたう曖昧な考察を責任の範囲と
するのが一番いいかなという現状の結論です。






表現や発露は常に自分の倫理を踏み越えない
様にしたいと思いながら、何度も間違えて
今度こそと思いながら何度も生きています。




悪ふざけのような短歌が、徐々に
自分の記憶と混ざってデンジの理想の青春
みたいな歌になって行けばいいなと夢見てます。




それでは最後に一句。


樹木希林の危機、
機器が動かず嬉々として
鬼気迫る鬼気の
叫び声を聴き、
記紀をしたためながら
騏驥で逃げ
壊れた機器は
樹々の中に毀棄。





おわりです。

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