冬野ほたる

訳があって都会から地方へと移り、母方の祖父の書店『祖父江堂』を継いだ瑠樹。 ただの書店だと思っていたら、おじいちゃんに騙された？！　 瑠樹と謎の相棒「白さん」のちょっと不思議な日…

ホラーテイストの「あいうえお詩」になります。 ★『小説家になろう』にも掲載しています。

　特殊清掃を請け負う会社で働いている千歳。もう一つの顔は『祓い屋』。 　千歳は迷っている者たちを空へと上げていた。 　幼馴染の不動産屋、正宗からの今回の依頼は、事故物件となったマ…

日常に潜む微ホラー&すこし不思議な物語。 オムニバス連載です。語り手は各話で違います。 掌編なのでさくっと読めます。 【2025年度版の連載を再開しました】 　数話を追加する…

カクヨム短歌賞【ナツガタリ'25】（10首連作部門）応募作品です。 恋の始まりから気持ちを届けるまでを詠みました。

「いやいやいや……は？」 「俺」の部屋に現れたのは白い翼を背負った中年男。なんだこれ？　コスプレか？　 「ですからね、あなたはお亡くなりになりましたので私がお迎えに上がりまし…

『鮮やかな新緑は雨に濡れる。 　霧のように細やかな雨粒は、やわらかく若い緑色の葉の上に寄り集まり、小さな滴となって灰色の地面へと還ってゆく。』 　パートナーの不倫を知り家を出た…

明治二十年。十二月の早朝。 加田村の観音寺が焼け落ちる。 ★放火のシーンがありますが、犯罪を容認する意図はありません。 ★放火は重大な犯罪です。 ★『小説家になろう』さまにも…

　ジュジュは幼いころに海で溺れたことがある。 　大陸へと渡る船の甲板から波の狭間に落ちたのだ。 　突然の強風に煽られてのことだった。 　夏に避暑のために家族でおとずれていた島。そ…

リューシャ公国の西。公都から遠く離れた片田舎中の片田舎。リモール領の男爵令嬢ミュシャ・ライトフィールドは一家で崖っぷちに立たされていた。黒い噂のある伯爵に、来月の末までに莫大な債…

図書館で逢う、名前も知らない制服の彼女が気になる「俺」。 『図書館の猫は』の猫目線の物語になります。 この物語だけでもお読みいただけます。 ★『小説家になろう』さまにも…

図書館で出会った人が気になるけど、恥ずかしくて、なにも出来ない高校生の「私」。 もし、名前も知らない人に恋をしたら？　 気持ちは伝えられますか？ 『図書館の彼女は』の「彼女」…

　少しだけとんがったナチと、秘密の想いを抱えるサチ。 　高校二年生の夏は、もう子どもじゃないけど、大人と呼ぶには頼りない。 　多感な少女時代が終わる季節の光と影。 　少女たちの夏…

　まだ、灰暗い早朝。山の中の住宅街に建つ星城家。その玄関先に立つスーツ姿の男は、インターフォンのボタンを押し続けていた。 　こんな常識外の時間にインターフォンを連打する不届き者…

小学二年生の「わたし」のクラスに、アメリカからの転校生がやってきた。 「わたし」はその少年と話をしてみたかったのだが……。 転校生の少年との苦い思い出。

「私」は自律型汎用ＡＩ搭載アンドロイド。 亡くなった「こう」さんの記憶を移植されていた。 混ざり合う「こう」さんと「私」の記憶。 「こう」さんになるはずだった「私」 しかし、移…