長編が終わって、しばらく経ちました。
書き終えた後の、あの独特の虚脱感はご存知でしょうか。達成感の先にある、ぽっかりと穴が空いたような感覚。あれです。
その穴を埋めたくて、短編を書きました。
テーマはいくつか考えました。
ファンタジー、ミステリ、青春もの。でも結局、筆が一番自然に動いたのは現代ドラマでした。
日常の中に潜む歪みや、善意と悪意の境界線が曖昧になっていく瞬間。そういうものを書くのが、自分には一番合っているのかもしれません。
今回の短編「施しの作法」は、市役所の福祉課に勤める男の転落を描いた作品です。全6話で完結します。
少し重たい話ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
お気に入りは最終話です。