いつも小説を楽しんで下さりありがとうございます。
このたび、カクヨム運用様側から、AI利用についてのタグ付けが推奨されるようになりました。
https://kakuyomu.jp/info/entry/geneai_tagこちらに従い、私の一部の作品に「AI補助利用」を追加いたしました。
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私が小説を書くにあたって、どのようなAIの使い方をしているのか、こちらで明示させていただきます。
あくまでも私個人の実情で、AI利用の是非についてではありません。私のやりかたが是で、それ以外が非という話でもありません。他の方のAI利用方法について、私は特に感想や意見を持っておりません。
ご了承下さいませ🙇♀️
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キタノユが小説を書く時にAIを利用【する】部分は以下です。
・リサーチ補助
・ネーミング補助
・下読み(最近はやっていません)
よって、AI関連タグは「AI補助利用」のみを使っています。
具体的にどのような使い方をしているのかを下記に記します。
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◆リサーチ補助
例)「毒使い」での使い方
凪之国は、日本の関東地方のイメージで書いています。
私の所在地なのでイメージしやすいこともあり。
「日本の関東地方にある**山で、3〜4月にみられる植物や生き物は?気温は?天気は?」
といった質問をして、凪領内の森のシーンを書く時の参考にしています。
AIを使う前は、気象庁HP、ハイカーさんたちのブログやSNS、植物研究系のHP、登山Vlogなどなど。色々なコンテンツを検索してメモして、という感じでリサーチしていました。
もちろん、今もその手法で調べることも、多々あります。
それはこれで楽しい作業なのですが、時間がかかってストーリーを書く手が完全に止まるので、AIで多方面を一気にリサーチしてもらうことで工程を短縮でき、ストーリーを考えることに時間を使えるようになりました。
(情報が怪しいと思うところはGoogle検索等で再確認します)
◆ネーミング補助
これは人名、地名、組織名、薬や技の名前など、あらゆる名前をつけるときの補助です。「毒使い」のようにフィクションの固有名詞がめちゃ多い作品では、名前を考えることにも結構な時間がかかり、例えば新キャラ1人の名前を考えるために数時間悩んだりすることもあります。
最近だと、里薺(リセイ)はAIを使っても1日悩みました。
そんな時に、例えば人名だと、キャラクターのイメージカラーや、イメージに沿った植物、動物、自然現象などを提示して、このニュアンスを持つ単語や漢字をいくつか出してもらって、それを組み合わせたり、そこから派生した別の漢字を調べたり、を繰り返して最終的に名前を決める、という使い方をします。
もちろん、ぱっと名前が思い浮かぶ場合も多いので、その時はAIは使いません。
◆下読み
自分が書いたものを数千文字文くらい読んでもらって、文章力、表現力のチェックをしていましたが、いつも同じ結果になるので、最近はしなくなりました。
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逆にAIを利用【しない】部分は以下の通りです。
・プロット作り
・ストーリー(本文)
・マーケティング
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◆プロットやストーリー(本文)
以前もどこかで書いたかもしれませんが、私はスプレッドシートやGoogleドキュメントやメモ帳にとにかく書きまくって、それをもとにストーリーを組み立てていきます。
もしAIを上手に使える技術があれば、もっと効率よくうまく整理できて、自分の粗々なプロットに後になって苦しめられるということが少ないのかもしれません。
でも自分のプロットに殴られる苦しみが、良い意味で作品の味になっているような気がしており、それが楽しくもあるので、私は今後も、ストーリーに関わるところはアナログを続けたいと思っています。
◆マーケティング
今どんなテーマが流行ってるのかとか、売れ筋のストーリーは何、といったリサーチには使いません。
私の作風がそうではないのと、小説を書く目的が「書きたいことを書く」ことにあり、書籍化を確実に狙うためではないからです。
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AIの利用については以上になります。
今後もAIをめぐるカクヨム様の方針も目まぐるしく変わっていくと思います。
キタノユは今後も、カクヨム様が提示された方針に従い、対応してまいります。
※追記
ちなみに。
AIを補助に使い始めたのは2025年に入ってからです。遅い方かも?
職場ではその前から導入されていたので試験的には使っていましたが、私が下手なのか、AIがまだポンコツなのか(たぶん前者)、イライラすることが多かったので、「これで小説のサポートなんてできるわけねぇ!」と思ってしばらく敬遠していたフシがありました。
今はとても助かっております。