最新話『第62話 片道切符の継続捜査』更新しました!
出勤した誠達を待っていたのは茜の助手のラーナだった。
ラーナは嵯峨が呼んでいると誠達に告げ、ついに上が嵯峨に圧力をかけ始めたという。
怒りにかられたかなめが飛び出そうとするのをアメリアが止める。
もみ合いながら四人は嵯峨のいる隊長室でいつものようにのんびりしているように見える嵯峨を見つけた。
かなめは怒りのあまり机を叩き壊そうとするが寸前で止める。
嵯峨は皮肉を込めて備品の寿命が良いことだと言いながら全員に捜査を続けたいかと聞いてきた。
上層部の圧力はもはや嵯峨一人で止められるレベルのものではなくなっていた。
先日の法術暴走者の身元がかなめの見つけた映像と志村三郎の携帯のデータから特定されたことを知った厚生局局長はなりふり構わずこれまで関係を断って来た遼北大使館に飛び込んだという。
遼北大使館が東都警察に厚生局局長が突き出されていないことから見てもうすでにこれは『刑事事件』ではなく『政治的事件』に変わったと嵯峨は指摘した。
この事件を統括している茜とラーナの法術特捜はどんな形でも報告書を上げるのが仕事だが、あくまでそれに捜査協力しているだけの誠達を本務に戻せと司法局本局は言ってきたという。
怒りに震えるかなめ達の中、飛び込んで来たのは怒り狂うヤンキー島田だった。
まるで十五の少年の理論で汚い大人は信用できないと言って机を叩いて汚い隊長室に埃が舞い全員がその埃でむせた。
嵯峨は窓を開けるとそのまま全員に白い封筒を配った。
それには退職願が入っており、これからは『特殊な部隊』の隊員ではなく自主的に捜査を続けろという。
上層部の無責任さにうんざりしていたかなめは早速サインする。
啖呵は切ったモノの最近予約した旧車のバイクのローンに震える島田。
ただ、この場の全員がたとえ退職することになっても事件の結末まで自力でたどり着くことで意見は一致していた。
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画像は覚悟を決めて退職願にサインするかなめとローンが気になってためらう島田
