カクヨムで活動中のみなさま、こんばんは。
先日からひっそりと連載しております、レトロフューチャーSF短編の「フェリース・ナビダード」、今日で7話目までを投稿して、これで前半までの連載を終えました(全14話なので)
廃墟デパートのショウウインドウで暮らし始めたところから、後半は次第に話の展開が変わってくることになります。
「この世界の根幹が、誰も知らないところで覆ろうとしていた」ということになるわけですね。彼もちょっと救われるかも知れません。
結末を目にしてくださる方が何人ぐらいおられるか分かりませんが、きっとよいクリスマスが迎えられると思います!
#7 ショウウインドウ・ライフ
https://kakuyomu.jp/works/822139838490376096/episodes/822139838862432795「こいつは砂漠戦用に作られた貴重な機械でな。今じゃちょっとやそっとの値段じゃ手に入らんのだが、こいつが何ものなのか知らん客が、他のガラクタ類と一緒にうちに持ち込んできてな。ぶっ壊れた循環シリカジェルコンバーターを直すのはちょいと骨だったが、今じゃこうして、湯でも水でも自由に用意できる」
謎のテクノロジーによって湯を満たされた風呂だったが、まあ要するに風呂は風呂である。老人に続いて浴槽に入った私は、二日ぶりの風呂の気持ちよさに、思わずため息を付いた。