風灯

第二章、静かに灯り始めました🕯️
少しずつ、風が吹きはじめます
春のような顔して、恋がまた動き出します
どうぞ、風の音を感じながら読んでください。

第二章・結びのことば

風灯シリーズ第二章、最後まで読んでくださってありがとうございました。
名前もまだついていない風の中で、迷ったりすれ違ったりしながら、
それでも手を伸ばしてくれた彼らの物語を、
一緒に歩いてくださったことに、心から“ありがとう”の風を。

この章に吹いていたのは、
誰かを好きになることが、きっと「大丈夫」って言えるようになる風。
読んでくださったあなたにも、そんな風が届いていたなら――
物語は、きっとちゃんと“灯った”のだと思います。

次の季節もまた、ふと風を思い出してもらえたら嬉しいです。
お守りみたいに、ささやかな風の記憶となりますように。