最終章
風灯シリーズ、春の終わりに結びました。
名前に宿る風、結び直すミサンガ、音痴な告白、そして春でした――と答えた問い。
日常のなかに吹いていた風が、そっと未来を灯してくれた気がします。
あたりまえの季節に、あたりまえの“好き”を見つけるまで。
その過程を一緒に吹いてくださった皆様に、ありがとうの風を
「今年の四月はどんな季節だった?」と聞かれたら、
わたしは少し微笑んで、「春でした」と答えたいと思います。
ページを閉じるその空気にも、
あなたの記憶の中にも、
優しく吹いていた風がありますように。
第一風めはこちらから👇
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