アニメ畑の人の見る世界というのにすげえ興味があります。絵描きの人と話してるとモノを見ること自体がかなり違っていて、具体的に世界を紐解こうとするアプローチがすげえ面白い。
美術のデッサンではその下地が基本的なようで、形を正確に捉えてまず3次元を2次元的に捉えた上で、パースなど奥行きを見るということなどから立体を成り立たせるだけではなく、そこに光がどこから当たり陰影や濃淡がどのようにのっているのか、さらに色自体がどんな配色で構成されているのか、とにかく徹底的に目の前にあるものがどうやってそう見えているのかを緻密に分析した上でそれを再現するということを繰り返した先に画力があるということで、単純に感覚だけで描くセンスというのは武器にはなるけれども、物体の構成要素への理解度が高ければ高いほど絵のクオリティには直結するという話を聞くとテンション上がりますね。
でアニメーターになったら今度それを動かすことが必要になるのでまたどえらいことなるっぽくて、アニメのことを私は詳しくないのでこのへんの学びプラスしたら相当面白い発見だらけなんだろうなと。知らないこと知ると基本上がるんでんっと。
すごいアニメーターの違いというのはアニメ業界でもあるようで、そこにはかなり才能の違いもモロに出るみたいです。なんか日本の有名なアニメ作品のとんでもないシーンを担当していたアニメーターが実は海外の17歳くらいの人だったみたいな超人の話があり、ここまでいくともう才能でしかありませんがそれでも何を捉えてそれをどう表現するかっていう凄さがそれぞれの方々にあるため、世界をどう捉えその捉えたものをどれだけ具体化してアウトプットできるかってのがアニメーターの方の力なのかなと思います、がなんの知識もないからぜんぜん捉えられてないでしょうが。
けど女性のアニメーターの方だと可愛い系の女の子の絵を動かす時に、すげえ髪の動き方にこだわりがあってその動きが躍動感があり、アイドル系のアニメ作品のダンスシーンの印象に直結したりとかあるようで、その人の元々の興味関心がモロに反映されるってのがアニメにはあるのではないかと思います。
エヴァンゲリオンの監督の庵野秀明さんも、自分は爆発シーンを描く才能が他の人よりもあり、自分よりも人物を描くのがうまい人はいくらでもいるとインタビューで話されていましたが、おもっきり自分の強みというか元々の性格とか関心ごとが色濃くアニメーションのよくいに反映されるのは興味深いです。
あとアニメーターの人によっては、人が歩く時の動きに特徴があるとか、その歩き方がほかのアニメーターでは表現できないなどあるってことで、歩くという通常動作にすら違いを生み出すというのはこれはんっと面白い。人体構造的な話も絡むでしょうし、そうじゃなくて現実をあえて少し歪めて成立させる独自の感覚なんかも反映されてのことでしょうから、極端に非現実だったらいいわけではなく、現実で可能な範囲を熟した上でそこに有り得なさをどの程度加味するか、また極端に表現するかでアニメの魅力というのは出せるのでしょう。
いうて非現実なのがアニメだからいかに現実を簡略化するか極端にするかで表現が決まるってのはこれジブリの宮崎駿さんがたしか話されたいと思いますが、もののけ姫でも弓矢を射るシーンは弓があり得ない挙動で吹っ飛んでいくけれども、ゆえに矢のスピード感とパワーが映像でものすごく強く訴えかけられるようになったとか。
あとはえーとアルプスの少女ハイジってアニメのブランコこぐオープニングのシーンが通常よりも少ない画数しかないのに躍動感があるから表現を生み出すセンスが凄まじいみたいな話どっかであったので、宮崎さんの天才性は絵をどう表現すりゃ現実超えて魅せられうかってのを感覚で理解されてるからアニメーターとして天才なんだとか。
なのでアニメーターの人はかなり才能が凄まじく必要な世界っぽいですが、その下地にはとんでもなく現実を理解する知識も必要で、人体を思っ切り把握してるからこそ通常ならどう動くかという現実の理解の上でファンタジーを上乗せするってあたりけっこう芸術の要素も加わってると思うんでアニメーションを学ぶのってかなり面白そうですねマジで。