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なぜ作品を書いているのか?に関する答え

なぜ作品を書いているのか?に関する答えを書きます。

最近、「どうして異世界ものを二つ書いているのですか?」と聞かれることがあります。
自分の中では、実はかなりはっきり理由があります。

ひとつめは、デビュー作として書いている『異世界ゲームバー転生おじさん(42)、世界のバグになる。』で、自分自身の土台にあるものを、ちゃんと物語にしたかったからです。
この作品は、ゲームバー運営という自分の現実の延長線上にある空気を、異世界のギルド酒場という形に落とし込み、そこへAI管理社会やループ、クエスト、ゲーム的なダイブ構造を重ねています。プロフィールにも書いている通り、自分は実際にゲームや酒場の空気と日常の中にいる人間です。だからこそ、ただの「異世界転生」ではなく、酒場の匂い、客の距離感、ゲームの文法、そして管理される社会の息苦しさまで混ぜた作品を書きたかった。これは、自分にとって一番「名刺代わり」になる異世界ものです。

そしてもうひとつが、『異世界最強の節約勇者』です。
こちらは逆に、「既存にない、笑いをメインにした異世界ものを書きたい」という気持ちから生まれました。異世界ものは今や大きなジャンルですが、その中でもまだやれていない角度はあると思っています。最強とかチートとか魔王とか女神とか、異世界の定番を並べながら、そこへ“節約”と“固定費”という現実的すぎる価値観を真正面からぶつける。最強なのに報酬を気にする、無敵なのに宿代を値切る。そういう、少しズレた大人の笑いで勝負したかったんです。『異世界Any%』でもRTAやTAS神というゲーム的な発想でテンプレを走り抜けましたが、節約勇者はもっと長く、もっと会話で笑わせる異世界を目指しています。

つまり、自分の中では異世界を二本書いていても、役割はまったく違います。
『異世界ゲームバー転生おじさん』は、自分の現実と創作の核を混ぜた“本命の一作”。
『異世界最強の節約勇者』は、発想のズラしと笑いを前面に出した“遊び心の一作”。
同じ異世界でも、やりたいことが違うから、二つとも必要なんです。どちらも自分の作品ですが、片方だけでは自分の書きたい世界は出し切れません。

そして、そこに並ぶのが『影森ゆらは今日も死ぬ』です。
これは異世界ではありませんが、自分の中ではかなり「新しいジャンルを作りにいく」気持ちで書いています。女子高生×バトルオカルト。しかも、ただ怖いだけでも、ただ可愛いだけでも、ただ戦うだけでもない。死後も働かされるブラックバイト感、怪異ホラー、配信、借金、ラブコメ、会話劇――そういう一見バラバラな要素を、女子高生の目線でまとめることで、いま自分が一番読みたいエンタメにしたいと思っています。異世界二作が「世界の作り方」の挑戦だとしたら、ゆらは「ジャンルの混ぜ方」の挑戦です。個人的には現代版某鬼太〇をやりたかったのですが、ちょっと違う感じになっている気もします。

自分は、既存の人気ジャンルに乗るだけではなく、その中で「まだ見たことのない切り口」を作りたいと思っています。

ゲームバー運営×AI管理社会。
笑いメインで突き抜ける異世界。
女子高生×バトルオカルト。
どれも、自分の中ではちゃんと別の挑戦です。

これからも、読んだ人に「こう来たか」と思ってもらえる作品を書いていきたいです。
もし気になる作品があれば、ぜひのぞいてもらえたら嬉しいです。応援や感想は、毎回かなり力になっています。本当にありがとうございます。

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