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隙あらば自作語り 2 『犬小屋の子供たち』の完結

今から20年以上前の話。

当時Flashでゲームを作ることにハマっていた私は
ロボゲーを作ってみたいと考えていた。

そんな中で生まれたのが『犬小屋の子供たち』の原案である。
犬小屋と呼ばれる基地で、人工パイロットの1人となって過酷な戦いに身を投じていく。
ただしストーリーの語り部は、その司令官と、子供たちが入り浸るカフェの店員の2人。それぞれの目線で話が進行していく。

エースコンバット5とか、ガンハザードとか、スカイ・クロラとか。
当時はその辺の影響を強く受けていたように記憶している。

ロボに好きな装備をさせて、僚機を設定して、フィールドで大暴れする。

ゲーム本編そのものは、アーマード・コアのようなガチのロボゲーではなく、
タイムクライシスのようなレールシューティングを想定していた。

結局、そのゲームが完成することはなかった。

しかし2025年になってから、
「これ、短編小説としても行けるんじゃないか」
と考えるようになった。

司令官の視点を固定し、短く仕上がるよう、いろいろな要素を削ぎ落とす。ライバルとの対決とか、敵要塞への侵入とか、そういうやつは削る。
テーマ性を持たせて、三幕構成を意識して、整える。

そうしてこの度書き上がったものが、『犬小屋の子供たち』という短編小説である。
もともとのドンパチやるのをメインとするゲーム案から、ハードボイルド寄りの救いのない物語へ、大きく変容したものの。

やりきった。そういう気持ちが大きい。

小説を書き上げるというのが、実に20年以上ぶりの出来事で、
自分自身少し感動している。

20年前の私よ。
そのアイディアは別の形でこうして実を結んだぞ。誇れ。

お前は、『犬小屋の子供たち』を書き上げた男になったぞ。

かつての生まれては消えていったアイディアの数々。
こうやって短編の形でリファインしてまとめていくのも面白いなあ、なんて思った。

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