⇒
https://kakuyomu.jp/works/16816452221276435082/episodes/822139840406898326前日の予告通り第12話後編を投稿しました。
後編はその他守護者について決着のシーンです。
12話の最初で『機密情報の開示による戦闘を許可します』という文言があったと思います。あれは守護者の武装の情報が外部に漏れないようにするための措置です。前に安住が、初見殺しは効果的だと説明した通り、神人と戦う際に自分たちの使う武器や戦い方の情報が洩れていては対策されてしまいます。そのため守護者たちは公開している武装や戦い方と公開していない武装や戦い方の2つを持ち、後者は緊急時除き許可がなければ使ってはいけません。
今回は使いませんでしたが、夢原希子については、第1章の時に安住が使った遠距離攻撃を無効化する領域をつくる技がそれにあたります。今回は使わなければならないほどの相手ではなかったため希子は使いませんでした。本人が使っている光景は天空都市決戦で見られるでしょう。
東堂は『雷刃』と呼ばれる、剣に『電光撃月』と同じ呪力を纏い、すべての斬撃の威力を倍加させます。そして『電光撃月』を何度も撃てるようになります。継続時間3分。カップラーメンができるまでに敵を倒すのです。
湊は話の途中で使っていた、赤く光を放つ刃ですね。槍を振るいながら、特定の動きをすればするほど、刃の硬度がどんどん上がっていき、薙刀の攻撃が固くて重くて強くなっていきます。なんで最初から足をザクザク斬らなかったのか、という質問への解答としては湊はレジギガスみたいなものなんです、と答えます。スロースタートさえ乗り切れば相手にぎりつぶす、ではなく、当たれば終わりの薙刀攻撃を振り回す怪物になります。
姓ちゃんの武器は『霊体化』です。ある事情で通常の人類とは少々違う体質を持っている彼女は、人間や神人の居場所を知らせるレーダーには絶対に引っかかりませんし生体の感知も無効化する状態に変身できます。――正しくは無効化しているわけではないのですが、それは後に本編で出てくるある事情に関係するためここでは伏せます。とりあえずの理解はそれでオッケーです。なのでその状態で相手に近づけば相手は無防備な首をさらすことになる……。
こんな感じですね。そして実はこういう機密情報を持たず実力だけで守護者としての強さを持つ人もいます。それが守護者第3位の武田です。彼については次かその次の話でその理由も書けると思います。そして該当する人はもう1人、守護者第1位の先導御剣です。彼は隠す必要はありません。その話ももうすぐ書けるとなるとワクワクしてます。