緑月文人

ポンコツOLの私は、ある日仕事を終えて慣れない酒を飲んで夜道を歩いていると、お化けに遭遇。 逃げ出すこともできずに固まっていた私を助けてくれたのは……。

九州の片田舎で暮らす妖怪ひょうすべ。 彼をいきなり襲った災難とは…… ひょうすべの窮地を救ったのは、酒吞童子、玉藻前、大嶽丸。 『日本三大妖怪』とも呼ばれる、大妖怪達だった。

大学の文芸部にて 『九尾の狐がさらに格を高めると尾が減っていき、四尾の天狐となり、さらに格を高めて空狐となると無尾となる』 ネットに広まっている一次出典不明の説を使った作品を提出…

集英社オレンジ文庫・第231回短編小説新人賞に応募したものを加筆修正したものです。

20世紀初頭の英国の田舎町。 『魔女の貸本屋』と看板に名を刻んだ貸本屋で、若い夫婦を装った魔女と使い魔。 　幼い子供に望まれるままに、魔女は御伽噺を語り聞かせる。 ※「第８回ジ…

2021年の「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテストに応募したものを加筆修正しました。

突如怒声を発した文芸部の先輩。 彼女が見ていたのは、九尾の狐・玉藻の前に関するニュースだった。

ある日、森に住まう魔女が毒を飲みました――

悪名高き妖怪である酒吞童子、大嶽丸、玉藻の前が集う――

グリム童話の一つである『ラプンツェル』 一人の娘が塔に幽閉され、最後はめでたしめでたしを迎えた御伽噺。その裏側に潜むもう一つの物語 ※昔応募した作品のアイデアをもとに、今回新たに…

人懐っこい少年と出会った、気難しい魔女の変化の物語―― ※第50回（2019年）ＪＸＴＧ童話賞 （童話の花束）に応募したものを、加筆修正しました。