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てな訳で石井聰亙「突撃!博多愚連隊」を観た

 右翼青年が不法所持していた拳銃を手に入れたチンピラ達が、その拳銃で暴力団組長の息子をたまたま殺害してしまったことから警察と暴力団に追われ、追いつめられ、まさにローリング・ストーン、転がる石のように破滅していくさまを描く、ノンストップでカオスなアクションムービー。
 これが学生の自主製作映画なのにまず驚く。自主映画といえば大抵退屈な印象なのだが(勿論、例外はある)、1時間ちょいの上映時間がダレ場も無くテンポよく進む進む。ライナーによれば、監督が影響を受けたという深作欣二や中島貞夫へのリスペクトを込めた挑戦状の意味合いもあるようだ。
 画面に映る博多の下町の風景が、The昭和!って感じなのも楽しい。
 しかし、軍事雑誌の『丸』って、もうこの頃からあったのね。

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