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妄想ソドムとゴモラ

 その人たちはカクヨムに降り立ち、ランキングを見上げる所まで来た。
 大根も、彼らを見送るために一緒に行った。

 主は言われた。

「わたしが行おうとしていることを大根に隠す必要があろうか。
 大根は大きな強い作家になり、
 世界のすべての国民は彼によって祝福の読書体験に入る。
 わたしが大根を選んだのは、
 彼が息子たちとその子孫に、主の道を守り、
 主に従って執筆を行うよう命じて、
 主が大根に約束したことを成就するためである。

 主は言われた。

「なろうとカクヨムの罪は非常に重い、
 と訴える叫びが実に大きい。
 わたしは降って行き、彼らの行跡が、
 果たして、わたしに届いた叫びのとおりかどうか見て確かめよう。

 その人たちは、更にカクヨムの方へ向かったが、大根はなお、主の御前にいた。
  大根は進み出て言った。

「まことにあなたは、
 清貧の作家を不正ランカーと一緒に滅ぼされるのですか。
 カクヨムに正しい者が五十人いるとしても、それでも滅ぼし、
 その五十人の正しい者のために、
 カクヨムをお赦しにはならないのですか。
 清貧の作家を不正ランカーと一緒に殺し、
 清貧の作家を不正ランカーと同じ目に遭わせるようなことを、
 あなたがなさるはずはございません。全くありえないことです。
 全世界を裁くお方は、正義を行われるべきではありませんか」

 主は言われた。

「もしカクヨムの清貧な作家に読者が五十人いるならば、その者たちのために、カクヨム全部を赦そう」

 大根は答えた。

「塵あくたにすぎないわたしですが、あえて、わが主に申し上げます。
 もしかすると、五十人の正しい読者が足りないかもしれません。
 それでもあなたは、五人足りないために、カクヨムを滅ぼされますか」

 主は言われた。

「もし、四十五人いれば滅ぼさない」

 大根は重ねて言った。

「もしかすると、読者は四十人しかいないかもしれません」

 主は言われた。

「その四十人のためにわたしはそれをしない」

 大根は言った。

「主よ、どうかお怒りにならずに、もう少し言わせてください。
 もしかすると、そこには読者が三十人しかいないかもしれません」

 主は言われた。

「もし三十人いるならわたしはそれをしない」
 大根は言った。

「あえて、わが主に申し上げます。もしかすると、読者が二十人しかいないかもしれません」

 主は言われた。

「その二十人のためにわたしは滅ぼさない」

 大根は言った。

「主よ、どうかお怒りにならずに、もう一度だけ言わせてください。
 もしかすると、読者が十人しかいないかもしれません」

 主は言われた。

「その十人のためにわたしは滅ぼさない」

 主は大根と語り終えると、去って行かれた。
 大根も、厳しい表情で自分の住まいに帰った。

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