リンダ

今日は長崎に原爆が投下されて80年目の区切りの日．私は長崎市で行われた、平和祈念式典をテレビで見ました．高齢となられた方の平和への願い、そして、長崎市長、長崎県知事の読み上げる平和宣言には大変な重みを感じます。原爆の惨禍に見舞われた体験は湿舌に尽くし難い苦しみや痛みだったと思います。長崎を世界最後の被爆地にしなければいけない。その言葉には、私たちの苦しみを世界中の誰にも味わって欲しくない。そういう思いがあるかと思います。その一方で、日本とトップに立つ側の言葉の薄っぺらいこと．被曝された方の平均年齢は86歳を超え、被曝された方々でご存命な方も10万人を切ったということですが、日本のトップに立つ方々はアメリカさんのことを気にしてか、核兵器禁止条約を批准しないばかりか、オブザーバー参加もしないという、ある意味被曝された方や、被爆地の思い、そして被爆国に暮らす人たちの思いを徹底的に無視し続けてますよね．日米安保を気にするあまり、本来なら1番核兵器禁止条約を批准し、核兵器廃絶に向けて、世界をリードしなければいけないのに、全くその責任を果たしていません．安保をひとまず脇に置いて、核兵器禁止条約を批准して、それでアメリカが脅しをかけてくるなら．所詮それまでの相手だったということです．被爆者の方々がご存命なうちに、一刻も早く、この世から核兵器をなくす努力をしてもらいたいと思います。

さて、今日のちょっと昔の写真。今日は春の宵に浮かぶ満月。2012年3月末の写真です