【MV】ファンサ/mona(CV:夏川椎菜)【HoneyWorks】
https://www.youtube.com/watch?v=lzyDD8bMDKsアイドル衣装は特殊である。
人が服を選ぶのではない。服が人を選ぶのだ。
ファンのために、ショウのために、着るのである。
グループを、ショウをより輝かせるために着るのである。
だから他の可愛い服とは一線を画すのである。故に神聖なのである。
故に若くて可愛い人しか着てはいけないのである。
可愛い服は着てる人を魅力的に映すもの。けれどもアイドル衣装は半端な人が着ると逆に衣装に負けて魅力を損なう恐れがある。
何より着ている人の自信を奪う。
アイドル衣装を着るためには「わたし、可愛い!!」という自負が不可欠であり、そのためには若さが必要なのである。リソース? 私だよ。
着た事があるのですよ、30過ぎて。断り切れなくて。AKB48的なやつ。
周囲からどう映ったか知れませんが、なにかゴリゴリ削られるものがあるのです。これ、絶対的自信がないと着ちゃアカンやつだ、その時私は確信したのです。10代だったらノリノリで着てただろうか……いや、私は10代でもムリだったなぁ。
誰だよ30過ぎにアイドル衣装着せようとか思ったやつ! そもそも私10代の頃から足の見える服が嫌いで、夏でもずっとロングパンツ履いてたようなコなのですよ。スカート短いんだよ! ニーハイ? お気遣いありがとう。でも絶対領域見えてるじゃんかよ!
そんなブツクサ言いながらも頑張って「私、可愛い……私、アイドル……」と呪文のように唱えてテンションを上げて皆さんの前に立つときには「やっほー、みんな! 今日は私のために集まってくれてありがとー♪」と笑顔で両手を振りましたよ。
いえ、ここで変に私が恥ずかしがっちゃうと皆さんもノレないじゃないですか。この場を楽しく過ごすための大きな一要素として、私がどう振舞うのを望まれているのか必死で考えて行動しましたよ。でも「ヒュー♪dede可愛いーっ」は私の望んだ言葉ではない。
とはいえ私、歌も踊りもできる訳もなく。結局頼まれたポーズを取って撮影して、握手してと普通のファンサしただけで終わったんですがね。まあ、私見ですが皆さん喜んでたように見えてたので、及第点ですかね? 以上、私の以前勤めていた会社の私の送別会でした。あれ? なんで私がサービスしてたんだ?
もうアイドル衣装を着る機会はないでしょうが、アイドルってやっぱり『元気』『エネルギー』を持っている人で、それを人に分け与えられる人なんじゃないかなと。私も一回は誤魔化せましたが、定期的にやってと言われたらちょっとムリ。やっぱりアイドルは偉大だと思います。