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社畜改稿中 & 没ネタ「社畜、演説する。」

書いておいた近況ノート、更新するの忘れてたので、ポンと押します。

さて、冒頭から、ゴリゴリに改稿・誤字修正しています。
メガッサ楽しいです!

「社畜、〇〇。」
読点が付いたところが、最新改稿部です。

既に読後の皆さんも、改めて読んでいただければ幸い。
ただ、まだ無駄な文章が多いので、何度も何度も何度も改稿する予定(ぉぃ


で、ノリノリでやっていた中で、以下のネタを作り、さすがに著作権的にヤベぇと投稿を断念しています。
こんなん書いてるから、タイトになるんだよなぁ。
あと、危ない人にしか見えない。
でも、昔を振り返り、あ、俺がいると思った(苦笑


不敵で、不気味な笑みを讃える社畜が口を開く。

諸君、私は労働が好きだ。
諸君、私は労働が大好きだ。

残業が好きだ。徹夜が好きだ。休日出勤が好きだ。
無茶振りが好きだ。会議地獄が好きだ。手戻りが好きだ。
再修正が好きだ。謎KPIが好きだ。無言キャンセルが好きだ。

オフィスで。客先で。在宅で。出張先で。会議室で。Slackで。
Teamsで。カフェで。終電で。ホテルの一室で。トイレの個室で。

この世界に存在する、ありとあらゆる業務行動が大好きだ。

Excelが循環参照エラーを吐くのが好きだ。
未読スルーされたメールに嗚咽を漏らしながら再送する瞬間など心が震える。

月曜9時に入ってきた「急ぎのお願い」に「今日の昼までに頼むわ」と書かれていた時などは胸がすく思いだった。

テンプレートを無視した報告書を見た瞬間、魂が震える。

右クリックでコピペをしたものを見つけた時などは、
カポネの如くこん棒を振るいたくなる衝動を――私は殺しきれない。

業務改善という名の負荷倍増に現場が静かに絶望していくのが好きだ。
提案したフローを部長がその場で「で、これ誰がやるの?」と潰すのはとてもとても悲しいものだ。

実装された新システムが逆に全体の効率を落とすのが好きだ。
それを修正するために更なるマニュアルが発生する様は屈辱の極みだ。

諸君、私は仕事を、地獄のような仕事を望んでいる。
諸君、私に付き従う全国300万の社畜戦友諸君。

君たちは一体何を望んでいる?

さらなる激務を望むか?
情け容赦のない、血も涙もない納期との戦いを望むか?
魂をすり減らし、睡眠を捨て、休暇を犠牲にする労働の極地を望むか?
連勤の限りを尽くし三千世界のノルマを果たす暴風の様な労働を望むか?

『仕事! 仕事! 仕事!』
(社畜武装親衛隊の歓声・放声・喝声・狂声・鼓声!)

よろしい、ならば仕事だ。

我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ。
だがこの冷えきった職場の隅で、十年もの間、歯を食いしばって耐え続けてきた我々に、ただの業務では足りない。

大仕事を。
人知を超えた大案件を。

我々はわずかに一部署、十数名の中堅社員に過ぎない。
だが諸君は一騎当千の社畜だと私は信じている。
ならば我々は諸君と私で、全国のあらゆる業界を焼き尽くす――大体1万人と一人くらいの社畜戦隊となる。

ぬるま湯に浸かり、定時退社で満足している連中を叩き起こそう。
Googleカレンダーに「休暇」と書いたその手を引き裂いて、
朝礼で、目を覚まさせてやろう。

会議室に閉じ込めて、思い出させてやろう。
我々のタイムカードの“時刻”を。
我々のPCの“起動音”を。
我々の、激務の呼吸を!

この地上には、奴らのワークライフバランスでは到底測れぬことがあると知らせてやろう。

1万の社畜戦闘団で、世界の全シフトを燃やし尽くしてやろう!!


――――そして聞こえてくる軍靴(ぐんくつ)の音響き。

会議室を揺らすのは声ではない。
タスクに喜び、納期に叫び、上司に喝破され、己に狂い、キーボードで鼓を打つ社畜の群れ――それが社畜武装親衛隊。

道理も希望もない。だが――命令はある。
彼らは「仕様変更です」の一言で立ち上がり、
「全社へ個別メール、手作業でお願いします」の号令に応じ、
「先方が気に入らなかったら全部やり直しで」と言われて笑う。

 社畜の核――それは理屈ではない。習慣でもない。服従でもない。
 それは、“無私の仕事愛”だ。

 職場は見えるか? 
 職場は燃えているか?
 ああ、もれなく大炎上中だ。

なんじゃこりゃ。

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