今朝はたくさん夢を見ました。
アスミチらしい人物になっている私が、お高い雑貨のお店に来ています。手の込んだ、職人が何か月かかかって作ったであろう、細かくてわくわくするような雑貨がたくさんある店です。
私の目を引いたのは、鑑賞用モビールです。箱庭を五つほど組み合わせたような、風景を表す五つのエリアを組み合わせたもの。金属の細いパイプで枠線を作った五コマ漫画のようでした。
ひとつひとつがなにかの世界を表す絵になっています。小さな動物のオブジェがガラスや陶器でできています。いちばん上のコマには、緑色の看板があります。柏の葉をくるりと半分巻きかけたような形で文字が刻んであります。
このときは文字が読めませんでした。最近の夢では読めることもあるのに、今日はダメでしたね。以前は百%読めなかったのに比べたら進歩なのですが。
アスミチである私は、高価なモビールを買うことはできないとわかっていたのですが、どうしても見たかったので近寄って見ることにしました。
すると、夢の中でおどろくできごとが起こります。自分で作り出した夢のはずなのに、しばしばびっくりさせられるのがまた不思議ですよね。
「こうすると、変わりますよ」
と店員さんがひっくり返してくれたのです。さっきまで底辺だったコマが上に。看板は下に。ビルを逆さにしたようでした。
すると、中のオブジェたちも、重ねたお椀が、ひっくり返って分離するように、形が変わったのです。春めいた感じだった世界が、冬に変わりました。ガラスのオブジェは白鳥に。
こんなすごい工夫が世の中にあるんだなあと思ったら、目が覚めました。
アスミチになって見た夢だから、物語の中ではアスミチが出会うことになるのかもしれません。
師走に入りなにかとあわただしいですが、地道に進みます。安全運転で。
【画像】はルシア。
彼女は屋敷の中の書斎でなにかの書き物をしています。
今日が引っ越しの日のはずですが、なにひとつ片付いているようには見えません。
コウガ・メサイアープをまとっていませんから、ただの町娘に見えますよね。
「おじいの孫、ルシアです」
と名乗ります。
