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【画像・ルーガ白】 まだ疲れてはいけません 2025年10月18日

 思ったより長く連続公開できました。『ポンロボ(3)』。
 次はケルシーまでの道のりです。
 いくつか、初期の頃に作っておいたイベントをやりつつ進みます。
 人数が増えて、行動ベクトルが交わったり行き違ったり、知っていること・知らないことがあったりと、てんてこ舞いです。書き忘れていることもありそう。
 まだ、疲れておりません。
 彼らのことは書いていてほんとうに楽しくて、いつまでもダッハ荒野を旅していたいと思うほどです。
 デロゼ・アリハたちハイザーン・ブ・ダスカのこともかなり気に入ってきました。そうなることは自分もわかっていましたけれど。

 あまりに初期すぎてお蔵入りが確定したメモを、ここに置いて供養します。
 どのくらい初期のメモかというと、おそらく2023年のもので……
◯アスミチの名前がまだ「タノミチ」だった
◯バノという愛称がなく「デンテファーグ」「デンテちゃん」と呼ばれている
 という原初のなにかです。


    #

「デンテファーグの奇妙な紫革紙面」というお話

デンテファーグ(15歳女子)は5人の地球人の子どもたち(ウイン、トキト、パルミ、タノ、カヒ)とともに冷たくない氷の国アウサイスに向かって何百キロメートルという距離を何日もかけて移動している。
デンテファーグの携行品はいろいろあるが、とりわけ紫色の革表紙の本を丈夫な革ベルトで後ろの腰にかかえており、何よりも大事に扱っている。
暇さえあれば本を開いてなにやら読んでいるので読書好きのウインやタノは気になってたまらない。
ウイン「デンテちゃん、その本は異世界の本なの?」 
デンテ「いいや。地球で私が所持していた本だよ」 
タノ「じゃあこっちに呼び出されるときにもそうやって読んでいたってことだね」 
デンテ「なにしろこの世のすべてが記載されているからな」 
ウイン「すべて!?」 
タノ「分厚い本だけど、すべては無理でしょ」 
デンテ「もちろん冗談だよ。でも常識的あるいは学問的な基礎知識の漏れはないと断言できる」 
ウイン「それでもすごいよ」 
タノ「ほんとかなあ?」 
三人はクイズ大会を開くことにした。

    #


 今の設定では、知り合ったときに紫革紙面(しかくしめん)のことも話しています。中身をウインやアスミチにも見せないという設定は生きていますね。二人が知識欲旺盛なところも、今と変わりません。彼らの口調も同じです。
 「すべてが記載されている」という設定の初出は、たしかこのメモだったと記憶しています。ここから、この話も生まれてきたのです。

すべてが書かれた本『紫革紙面』をたずさえた少女が、「王子」になることを目指して石畳の街を歩く
https://kakuyomu.jp/works/16818093088034359999


 【画像】はルーガ。同じ呪文から生成したバリエーションの、最初のものです。これでルーガは黒(暗い)・灰色・白と三色のバリエーションができました。
 ルーガのすばらしい庭には似合うと思います。
 昨日の灰色がいちばん若々しく見えますね。
 ウインが訪ねていったときはルーガ黒のイメージかなとは思うのですが。

2件のコメント

  • すごいなー。

    あの子たち、まだまだ、活躍するんですね!

    そう言えば、まだ、パルミたちが、どうやって、魔法を習得するかとか、ぜんぜん、知らないや。

    やばいなー
  • >林風さん

    そうなのです。だからベルサームの城からはちゃんと転移ゲートをくぐって脱出したのです。
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