昼八伊璃瑛

　卓抜して美しい同級生の少年、雪本直哉に恋をした『私』。幼い感情は日差しの強いある午後を境にゆっくりと焦げていく。 ※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するもので…

恋人の真菜と。真菜の恋人の川上と。 夏休みに始まった奇妙な共同生活にも少しずつ慣れた頃、雪本は川上の誕生日を祝おうと動き始める。 一方で、かつて所属していた陸上部では花火大会…

十七歳の美少年、雪本直哉は、ようやく想い人である真菜に好意を伝えた。そのまま報われたように思われたが――。 少しずつ明らかになる事実に、二転三転する事態。受け止めながら、噛み締め…

十七歳の少年、雪本直哉は、極めて恵まれた容姿の持ち主でありながら、その容姿がもたらす幸も不幸も上手く受け止めきれずにいた。 蟠りを抱えながら、騙し騙し、休み休み、やり過ごすように…