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深い悲しみの奥底にある、安らかさ。

ベートーベンの「悲愴」第二楽章。

「悲愴」という悲しみに溢れた名曲の第二楽章は、なぜかどこまでも穏やかに優しい。


悲しみを通り越した奥底にある安らぎ、とでも言うのだろうか。
もう、もがくことも苦しむこともしなくていい。そのまま静かに、ひんやりと穏やかな草の上に横たわればいい——。
この旋律は、そう言っているように聴こえる。


この曲は、ベートーベンが自分の難聴を自覚し始めた頃に作られた作品だという。


諦めや慰めにも近い、穏やかに打ち沈んだ旋律。

深い悲しみと静かな安らぎが完全に一体化した、心を抉る不思議な調べだ。


2件のコメント

  • aoiaoiさま

    いつもレビューありがとうございます。

    新作、楽しみにしてます。
  • こんにちは。
    素敵なコメントをありがとうございます!

    知識のある方が分析すると、そんなふうにテクニカルなんですね。技術面はとんと無知で…音楽聴くのは耳しか使ってない単純なヤツです(笑)
    でも、ターンは分かりました!愛らしいという表現が、本当にぴったりですね。
    「カヴァティーナ」も素敵ですね。素朴で叙情的な旋律の中に、魅力的なターンが光っていて…
    生真面目でシンプルな作品に、きらりと輝く装飾を彫り込む。その感じが、とてもよくわかります。それはベートーヴェンの人柄そのものなのかもしれませんね。
    楽譜を見ながら、そんなふうに詳しい技術的な説明を聞いたら、すごく楽しいんだろうなぁ…。

    どちらの曲も、雨音がして少し暗くて穏やかな、こういう日にぴったりの旋律ですよね。

    こんな奥の深い音楽の話ができて、とっても楽しかったです!
    また、ぜひお越し下さいね♪
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