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夏座敷


 草の香と飯かき込みて夏座敷


 夏座敷は、開け放して風通しを良くしたり、夏向きのしつらえを整えた座敷のこと。夏の季語。

 
 い草の涼やかな敷物をリビングに購入した。青く瑞々しい香りが心地よい。
窓を開け放ち、風を部屋に通す。さらりとした風に乗り、植物や土の乾いた匂いが流れ込む。外の明るさと匂いに満たされ、部屋は屋外と一体化する。

 暑気のせいかそれほど食欲もなく、白飯と汁物だけの食事。い草の青と米の白のコントラストが清々しい。
い草の匂い、屋外の草の匂いとともに、ざっと飯をかき込む。若々しい草の香りと一緒に一気に身体へ取り込む食事。最高だ。


 草の匂いと、簡素な飯をかき込む清々しさ。夏座敷の涼やかさを感じていただけたら、この句は成功です(笑)

1件のコメント


  • 俺は逆に、(自分が太っているからか、暑苦しいからか?)、熱気、あっぢー、っていいながら、芝生を刈った後の(夏草や 兵どもの 夢の跡 のイメージのせいかもしれません)、あのぷーんとしたやつ。あれを嗅いで、でもってうおー! 夏や! 夏やで!! って飯をかっこむ坊主頭のランニングの、野球少年の朝みたいなイメージでした。

    あと俺はたぶん北海道で暮らしているせいで、真剣に暑い夏に若干の憧れを抱いている節があり、暑さ、いいな、なんか前向きで、という感覚によるのかもしれません。同じ文字列なのにいろいろなことが思い浮かぶのが面白いですね。

    夏座敷が涼をもとめた設え、ということを知らないのが問題の中核にあるかもしれません。失礼な感想でしたら申し訳ないです。ひとえに俺の無知がなしたことであります。
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