この季節になると、聴きたくなる。
井上陽水の「少年時代」。
この人の声は、滑らかな絹のようで、空へ拡散してゆく雲のようで…柔らかくふわーーっと消えていく、一切重さのない声。たまらなく不思議で、魅力的な声だ。
歌詞も秀逸だ。紙に書き出してその意味を楽しむものではない。意味はよくわからなくても、描きたい空気を確実に捉えている。その情景がはっきりと浮かぶ。どんなに丁寧な言葉で説明するよりも、心に訴えてくる。それがなんとも不思議なのだ。
どこか懐かしく魅力的な旋律。心地よい声と歌詞。一度聴いたら決して忘れられない、極上の名曲だ。