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すみ

  • @amnion
  • 2022年1月9日に登録
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  • 2024年9月14日

    生活

     生活を感じたい。  私が旅に出る時、このことを核に据えて彷徨う。確かにそこに人がいて、確かに生活の営みがあること。これを纏うようにして旅をする。そこにある日常も非日常も、全てひっくるめて。  複数人で旅をすることは苦手だ。私が望む旅は綺麗な景色を見たり、美味しいものを食べることではない。ただ、そこに流れる時の流れに身を置いて、悲しみを掬い取ることが、私の心を落ち着けるのである。  おはよう。
  • 2024年7月25日

    邀撃

     ふと、人の生活を感じてなんとも言えない気持ちになる。  こんな所にも誰かが生活を築いているという不思議。その誰かが何人も連なって、大小様々な関係を築いていること。最近流行り(?)の吉野源三郎『君たちはどう生きるか』にもこんなこと書いてあったな。  いつも使っているブラウザのキャッシュを削除したから、さっきカクヨムにログインしようとしたらログインを要求された。ブラウザにユーザー名とパスワードを記憶させているから、自動で入力された。とうの昔に削除したメールアドレスを使っていて驚いた。そのアドレスを、なんで作ったか、なんで消したか、それは内緒。  音楽はその時の生活を内包する。中学の頃の合唱曲を聞き返すのも、受験期に縋っていた作品に使われた曲を聴いて懐かしくなるのも、死にたいときに見つけた曲に再会するのも、みんなやっていると思う。多分初めて聴いた曲に感動するのは、それが私の生活に馴染んだということだろう。  私はよく旅をする。独りでどこかにいくことが多い。そんな私が、自分で言うのも……、珍しく二人で行こうと決めた。恋人ではないので悪しからず。彼は別に好きなタイプ(知り合いとしてね)でもなければ、惹かれる何かもなければ、一緒にいて特段利益はない。結局そういう人と一緒にいると、私が何者かわかってくると最近実感する。  すごく長く書いてしまった。  誰も読まない文章には、意味はないのか。
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  • 2024年7月4日

    如何

     日記は続かない。  曖昧に繰り返す日常を記す習いは、どうも生活の一部にしようとすると上手く滲んでくれない。  読書記録は割と。  不定期に本を一冊読み終わる毎に書き連ねている読書記録(大江健三郎に感化されて始めた)は、生活の浮き沈みも遺してくれる。心体のどこかに支障をきたしている時は、本を読むことができない。毎朝本は手に取るのだけど、どうにも網膜に字面だけが滑っていくことが多々ある。そういう日は諦めて外を眺めるのだけど、何も見ていない。  私は紙とペンが好きだ。高校からパソコンを手に入れて、授業中の板書やレポート、論文の執筆にはワープロ(死語?)を使うのだけど、何も見ていないような感覚に陥る。結局、勉強には白紙の紙とペンを使うし、Kindleで本を読むのは諦めた。  小説を読むということは、死者と対話することである。でも、ページを繰ることで、死の世界は確かに動いている。行間を読むというけれど、私たちは「あわい」で生きて、その「あわい」のズレを遺し、認識するのだろう。「あわい」を揺らす生き方をしたい。  突拍子もなく思ったことを書いた。論理の飛躍も人の性だと信じる。