イギリスの有名な食べ物といえば…フィッシュ&チップスくらいしか思い付かない!
あと有名なのはニシンのパイかな…パイにニシンが突き刺さってるやつ…
あれは何なのか?見るからに不味そうなんだけど!
確かにイギリスって美味しい料理のイメージがほとんど無いな…何故なのか?
昔々、イギリスの紳士たちは思った。食べることに時間を使うのはダサくない?と…
紳士たるもの、食事は早くスマートにすべし。それが紳士のマナーというもの!
食事には時間をかけない。それは料理することも省くべきだという考え方が浸透していった。
ああ料理なんてそんな手間をかけるな、焼くか煮るくらいでいい!食べられたら何でもいい っていうのがイギリス人の考え方だった。
なのでステーキも焼くだけで味付けなんてなく、そのまま焼いた肉が出てくる。
食べるものにあーだこーだとこだわるのは無粋だと言わんばかりだ。
うーん…でもそれって、日本も似たようなところある気がする。
日本でも江戸時代の武士たちは、質素倹約こそ美徳とされていた。ぜいたくな食事など不要!武士たるもの料理に口出しなどせず、一汁一菜で十分だ!ということで、日本でも料理にはこだわらない方向性になりつつあった。
でも日本食は江戸時代に凄まじい発展をしていく!
お寿司、天ぷら、うなぎ、蕎麦うどん、お刺身などなど、豪華な料理がどんどん生み出されたし、江戸のスイーツと呼ばれる大福、あんみつ、わらび餅、おはぎなどのお菓子も豊富にある。
どうしてイギリスと日本は同じような考え方だったのにこうも差が付いたのか?
日本は江戸時代に国内が安定して平和だったからじゃないかな?そのため人々にも余裕ができて、もっと美味しいもの食べたい!って欲が出てきて、様々な料理が考案された。
反面イギリスでは、ずっと暗黒時代が続き、飢える国民が増え、人々は食べられるなら何でもいいと、とにかく食べ物をくれ!って感じで、料理に興味がなくなっていったのかも……それがいまも名残としてあるのかなと…?
まかり間違えば日本も、いまのように百花繚乱とも言える豊富な料理がなく、ジャガイモを茹でただけのものしかなかったかもしれない…と考えると江戸時代があってよかったって本当に思える。 日本の食事最高!