2月が近づいてくると、思い出すことがある。
それは、大学受験の頃。
受験の前日、祖母が亡くなった。
私を残して家族みんなは大阪へと向かうことになったのだ。
「戸締まりちゃんとしてね」
と母から言われて、私は受験会場へ向かう。
家族は大阪へ向かった。
お猫様は家でお留守番していた。
その日の試験が終わり、家に帰宅する。
明日も、試験である。
あれ……。
おかしい……。
鍵がない……。
「戸締まりちゃんとしてね」
母の言葉が蘇ってくる。
そうだ。家族みんな、同時に家を出たのだ。
鍵をかけたのは、母。
そして、私の鍵は家の中。
母上、戸締まりはちゃんとなされておりますゾ。
しかし困った。
明日の受験票は家の中なのである。
悩みながら、玄関から庭に向かうと
「にゃーん」と声が聞こえる。
お猫様だ。
リビングの窓からこちらを見ている!
ナイス!
「鍵あけてー!」
私はジェスチャーで窓の鍵を指し示してみた。
が、お猫様のまん丸のおててでは開けられるわけがない。
そんなことより「はよ、餌よこせ」といわんばかりの不機嫌な表情である。
これは、いかん。
猫命がかかっている。あと、受験。
そして気がついたのである。
お猫様が出入りするため、我が家では2階の窓の鍵が常に開いているのである。(当時)
ベランダから出て、お猫様は飛び降りて外に出る。
そして、飛び上がってベランダから家に入るのである。
猫にできて、人間に出来ないことはない。
だって、同じ生物だもの。
私はよじ登った。壁を。
雨どい(壁にそってあるやつ)をよじ登り、開脚し、そして、ベランダへたどり着いた。
案の定、窓は開いていた。
こうして、私は大学生になれたのである!!
めでたしめでたし。
さて、ゲームがひと段落しましたので
カクヨムに復帰しますଘ(੭ˊ꒳ˋ)੭✧
短編を出したいなぁと思っておりますので、よろしくお願いします〜