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酢橘(正しくは巣立ち)

朝起きると、軒下のツバメたちがものすごく騒いでいたという。
私が起床したときには、既に巣は空になっていた。
代わりに、すぐそばの電線にずらりと並んだツバメの子どもたち。

「うわ……もう、巣立っちゃったん?」

徐々に慣らしていくものだと思っていたので、こんないきなり、しかも五羽全てが一度に巣から飛び出すとは思っていなかった。
身体も大きくなっていたし、正直な所、もうかなり狭かったのだろう。

嘴が黄色いのでかろうじて子どもだと分かるが、遠目にはもう見分けがつかないほどツバメらしくなっている。尾羽がやや短く、背中に灰色が残っていることでかろうじてそれと分かる程度だ。

しかし、行動の方はまだまだ雛そのものw

親が飛んでくると一斉に口を開けてご飯をねだる。
まだ自分で獲物を捕らえることは出来ないのだろう。
今朝、巣から飛び移ったばかりの時は、まるでブランコのようにバタバタゆらゆらしていたらしいが、今はもう安定して留まっている。
これから、飛び方を学び、やがてこの空へ羽ばたいていくのだろうと思うと感慨深い。

約一ヶ月ちょっと。
見守る日々が終わろうとしているのを感じた。

写真は先日(7/12)最後の巣での給餌の様子。
身体が大きくなって、大部分が巣からはみ出しているw
狭いので、五羽いるはずが必ず一羽隠れてしまう。

3件のコメント

  • うわぁ、すごい( ;∀;)
  • もう、みんな大きくなって巣からはみ出してますw
    餌はまだ自分で取れないでしょうが、まもなく巣立ちを予感させますね✨️
  • ひよどり、と雛鳥が同じような意味だと勘違いしていた私は、実際に鵯(ヒヨドリ)を見て、「でけぇな……💧」と感じましたw
    ちなみに、web辞書で調べると、「鳴き声がやかましい」と記載されておりましたw やかましいて……w
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