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第六話 笠目の采女と琵琶の調べ 投稿しました

https://kakuyomu.jp/works/822139837796390515/episodes/822139838665911500


沈香の香が漂う御殿の奥、春の風のようにやさしい琵琶の音が響いていた。
雑司女サチに導かれ、光明子(転生お嬢サツキ)は元正天皇の采女・笠目と出会う。
伊勢から献上されたこの采女は、美しく賢く、歌舞音曲に秀でた都随一の才女。
母のようにやさしい彼女の手に導かれ、光明子は初めて琵琶を手にする。

ふと口をついて出たのは――現代の旋律、「さくらさくら」。
願うように弦を弾くと、香が花びらとなって舞い上がり、奇跡の桜が広間を包む。
そこに現れた元正天皇が歌い出し、都の女官たちは足を踏み鳴らす。
光明子のチートが発動し、宮中は笑顔と音楽で満たされた。

完結した源平小説、よかったら読んでください。↓
https://kakuyomu.jp/works/16818792438048725794/episodes/16818792438048763365

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