なんか黒い歴史を背負っちゃって捻くれちゃった主人公、いるよね〜。
テンプレで捻くれてしまった主人公も好きなんですが、普通だったら捻くれちゃうシチュエーションだけど、捻くれずに希望を持って逞しく生きてきた主人公も好きだなぁと思ったり。
ここでいう「希望」というのは、真っ暗な空間に一つ、壁を爪楊枝で開けたような穴から差し込む光のようなもの。
決してそれは、自分の掌や足元など、自分の姿を見るのには全く役に立たない。
そして、自分が今、どこにいるのかすらも、知ることができない。
目の前にあるのが壁なのか?若しくは果てしなく続いてゆく闇なのか。
手を伸ばしてみる。
手に触れたのは、ちくりと指を刺す針の先端のようなもの。
痛みを覚悟し、さらに押してみる。
痛い。
しかし、前にも後ろにも進まないままだったら、もしかしたら、自分はこのまま永遠に出られないのかもしれない。
だから、もし、この針のついた「何か」を乗り越えて、光に包まれたなら。
という希望を持って、血を流し、見事にそれを勝ち取る主人公が好きやねん
(例えなっっっっっが)