電界駆動ブレード- compression
https://kakuyomu.jp/works/2912051597948947962 作中でちょいちょい出てくるニキシー管時計ですが、実際には添付のイメージのような時計です。
正直、文章で書かれてもよくわからんと言う人も多いかと思います。
モノを見れば、「ああ、これね」と一度は見られたこともあるかも。
と言うことで、こちらでどんなものかご紹介であります。
とは言っても、本物なんぞ今や、アンティークもいいところで、高すぎる上にメンテナンス大変でとても所有できません。
添付のイメージも作中同様、LEDのイミテーション ーー 正確にはニキシー管風の品物です。
存在としては、見た目通り、いわゆるレトロフューチャーなデジタル時計です。
ちなみに、本物のニキシー管はガラス管にネオンガスなどを封入し、0から9までの数字の形をした薄い電極付きの金属板も配置されています。
高電圧をかけると、ガスの放電現象でイメージと同じようにオレンジ色に光り、数字がゆらゆらと浮かぶように切り替わるのが特徴です。
※昨今のLEDレプリカはオレンジだけでなく、様々な色に変えられるし、切り替わり毎にグラデーションのように変化するようにもできます。
1950年代に開発されましたが、ニキシー管自体が1990年に製造が終了して今や本物は全てデットストックです。
元々はアメリカのハイザン・バロース社が開発したものですが、1970年代には蛍光表示管やLED、液晶などに置き換わっていきました。
いわゆる当時の西側諸国では廃れていったんですが、ソ連を中心とした東側諸国では事情が違って、軍事・産業インフラに密接に使われていたこともあって、1990年のソ連崩壊まで大量生産されていたそうです。
しかも軍用なんで、ガラスも含め、耐久性が高く信頼性も高いんだとか。
視認性が高く、デジタルなのでわかりやすく優秀です。
ニキシー管とは西側で消滅し、ソ連で長生きし、大量のデッドストックが現代のレトロカルチャーとして生き残った技術なのです。
偏屈な科学者が好きそうな代物ですね(笑)
SF界隈では零士メーターと双極を成す、雰囲気をブチ高くあげる見事なUIと個人的には思っております。
作中ではあくまでもデータとしての再現ですが、人々が慣れ親しんだもので、作中世界の象徴のように考えています。
以上っす。