これは私だけが特殊なのであって、書店や出版社のやり方はけっして間違ってはいません。
その点を考慮してご覧いただけると助かります。
書籍には帯がついていて、あらすじ以外に、「本屋大賞受賞」「今一番売れている」「あまりにピュアなラブストーリー」「作家・〇〇も絶賛」といった文言が並んでいることがあります。
私はこういう宣伝が苦手で、そのあまりの大仰さにひいてしまうことが頻繁にあります。
これには理由があって、新聞広告に何度もだまされたからです。
宣伝に並ぶ美辞麗句に興味を持ち、書店で買って読んだ本は山ほどあります。しかし、ずっとつけている読書記録を読み返すと、その宣伝にたがわぬ面白さを味わえたことや、必要な知識を得られたことはほとんどないことがわかりました。
帯にも新聞と同じ文言が並んでいます。書店に行くと、そういった文字の嵐に酔って気分が悪くなることがあります。
もちろん、新聞や帯で大々的に宣伝することは売上につながるからそうしているのだと思います。
ですが、私は「それは言いすぎ(ほめすぎ)ではないだろうか」と思うことがあり、実際に読んでみるとその感想は間違っていないことがほとんどでした。
かといって書店や出版社に何かを求めるわけではありません。今のままうまくいっているなら、それでよいと思います。
私のような人間もいると思っていただければと、今回はこんな近況を書いてみました。