水月蓮葵

神社にまつわる神様・紫葵（しき）とその神使である狐・朔（さく）による日常の一幕。 文学フリマ東京41に参加した際、 出していたフリーペーパーになります。

私立明鏡大学の美人――と称される大学二年生・天堂満月(てんどう みつき)。 そんな彼女が学内にある公園で見かけたのは不思議なカップルだったが、忽然と姿を消してしまった。 しか…

昼休みの教室で響く声――それはある意味日常で、少し違和感がある言葉。 その意図は誰一人として知らない。 小早川龍之介(こばやかわりゅうのすけ)はひょんなことからその真相を聞くこと…

　白バクは良夢を呼び寄せ、黒バクは悪夢を喰べてくれる―― 　言い伝えに聞く夢喰いバクは実在していて、今日も夢を求めて勝手にお宅にお邪魔する。 　文句を言いつつも悪夢を喰う黒バ…

　アヴィニール国・首都クラシェイウェル。 　その街の商人街通りの隅にぽつんとある店の看板娘・アリシア。 　彼女を訪ねに来たのは、国内外問わず、令嬢の心を射止めているウィリアム・…

仕事帰りのサラリーマンは帰り道にある香りを嗅ぎ、そして……。 ※文学フリマ東京37に参加する際、無配折り本しようとして断念したお話です。