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【世界観】
巨大産業文明の崩壊から十万年後、世界は竜に支配され、人間は捕食される存在となった。これに抗うのが、銃火器と農耕技術を継ぐ新生命体「竜人」と、死病〈天使病〉と融合した新種の人類「天使」である。
長い戦いの末、彼らは竜を「新大陸」へ追い詰め、入植を開始する。しかしその地には、竜と心話を交わし狩猟採集で平和に生きる原住民の人間がいた。
征服か共存か、服従か死か――相容れぬ価値観が衝突する世界で、虐殺を拒み追放された天使レイン、現実主義の竜人カイネ、竜の幼生を抱く少年ウィルが出会う。三者の邂逅は、暴力に代わる共生の可能性を灯し、多極化する世界に希望を問う物語の始まりとなる。
【第三話 あらすじ】
虐殺の現場から逃れたレインは、竜人の娘カイネに連れられ、荒野に残された廃軍事基地で六日間を過ごす。紅葉と小雨に包まれた原野の中で、カイネは暖炉のあるコテージを拠点に、散策や釣り、温かい茶、静かな遊びを通して、傷ついたレインの心身をそっと支える。彼女は過去や理由を一切問いたださず、沈黙のまま寄り添い続ける。徴兵に応じただけの「平凡な青年」であったレインは、罪悪感と恐怖、怒りに苛まれながらも、自然の営みと穏やかな日常の中で少しずつ呼吸を取り戻していく。夜ごとに揺れ動く感情と衰弱を経て、やがて「明日は良くなる」と思えるようになる回復の兆しが描かれ、その変化はすべて、カイネの無言の理解と献身によってもたらされたものであった。
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ユナイテッドストーリー・アポクリフィア
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第三話 回復
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